おはようございます!レバナス父さん(@levanasu_papa)です。
8月28日、アメリカのジャクソンホールという場所で、FRBのウォーシュ議長が講演をしました。🏔️ 議長になってから初めてのジャクソンホールで、就任100日目のスピーチです。
ニュースの見出しは、どこも似たようなものでした。「まだやることがある」「インフレ警戒を継続」。僕も8月のニュースまとめで、同じように要約して書きました。
ただ、書いたあとで引っかかったことがあります。要約って、結局「誰かが大事だと思った部分」しか残らないんですよね。🤔 誰が要約しても落ちるものがある。
そこで、原文を丸ごと落としてきて、全部数えました。🔢 どの言葉が何回出てきたか。要約では絶対に見えない「一度も言わなかった言葉」が、これで見えます。
ついでに、2025年と2024年の講演も同じ方法で数えました。3年分です。そして数えたら、自分が最初に驚いたポイントのほうが間違っていた、という結果になりました。
忙しい方は、この直後の結論と図1枚だけ拾えばOKです。👌 時間があれば、コーヒー片手に最後までどうぞ。☕
結論:本文3,563語のうち、「利下げ」は0回でした🚫
先に、この記事の結論だけ置いておきます。👇
- ① 「利下げ」という単語が、1回も出てきません🚫 cut・lower・reduceのどれもゼロ回です
- ② でも前の議長も0回でした。その前の年は言っていました🔍 3年分を同じ方法で数えたら、予告が消えたのは2025年から。今の議長だけの特徴ではありません
- ③ 本当に消えていたのは「失業」のほう⚖️ 12回・10回ときた単語が、今年は1回だけ。雇用サイド全体では43回・50回→16回です
- ④ 「独立性」も0回🤐 政治との距離みたいな話は、一言も出てきません。話題を選んでいるのがハッキリ分かります
要するに、この議長は「次に何をするか」を一切しゃべっていないということです。しゃべっていないどころか、その手の言葉を一度も使わないまま3,563語を話しきっています。
そして9月15〜16日にはFOMCがあります。🏛️ 金利を決める会合で、しかも今回は参加者の金利見通し(ドットチャート)が出る回です。その直前に、これを知っておくのは意味があると思っています。
なぜ、わざわざ数えたのか🔢
きっかけは単純で、8月のニュースまとめを書いたときの自分への違和感でした。
あのとき僕は、講演の中身を3行に縮めて紹介しました。「インフレが目標に向かうと確信できるまで、まだやることがある」——たしかに議長はそう言っています。要約として間違っていません。
ただ、要約は「言ったこと」しか拾えません。📝 講演で本当に効くのは、むしろ言わなかったほうだったりします。市場が待っている言葉を意図的に外すのも、中央銀行のやり方のひとつだからです。
で、それを確かめる方法は1つしかありません。全文を落として、単語ごとに数える。それだけです。読解でも解釈でもなく、ただの集計なので、僕の主観が入る余地がありません。🧮
数え方は、たぶん誰でも真似できます🧮
やったことを正直に書いておきます。難しいことは一つもしていません。
- ① FRBの公式サイトから講演の全文を落とす📄 誰でも無料で読めます。議事録でも報道でもなく、本人がしゃべった原稿そのものです
- ② 脚注と参考文献を切り落とす✂️ ここを混ぜると数字がふくらみます。実際に口に出した部分だけを対象にしました
- ③ 単語ごとに分けて、数える🔢 残ったのが3,563語。日本語の記事でいうと、だいたい8,000字くらいのボリュームです
ちなみに脚注まで入れると4,379語になります。ネットで「◯◯語の講演」という数字を見かけたら、どこまで含めた数字なのかで結構ズレるということです。この記事は本文3,563語で通します。
そして今回は、この作業を2024年・2025年・2026年の3回分やりました。💪 比べる相手がいないと数字の意味が決まらないからですが、その相手選びで2回つまずいたので、そこも後半にそのまま書きます。
数えた結果が、これです📊
まず結果の図から。👇

上から順に、インフレ25回、物価24回、成長10回、予告9回、労働9回、AI8回、雇用6回、失業1回。そして利下げが0回です。
なお「予告(guidance)」の9回は、うち8回がフォワードガイダンスという言葉の一部です。単独で使われたのは1回だけでした。
ここから、気になったものを4つに絞って見ていきます。
①「利下げ」という言葉が、1回も出てこない🚫
まずここです。3,563語の中に、利下げを意味する単語が1つもありません。😳
英語だと、金利を下げる話をするときの言い方はだいたい決まっています。実際に数えたのがこちらです。👇
| 単語 | 意味 | 出現回数 |
|---|---|---|
| cut / cuts / cutting | 下げる(利下げ) | 0回 |
| lower | 下げる・低くする | 0回 |
| reduce | 減らす | 0回 |
| ease / easing | 緩和する | 0回 |
| raise / raising | 上げる(利上げ) | 0回 |
| pause / patient | 休止・辛抱強く | 0回 |
面白いのは、「利上げ」もゼロだということです。⚖️ 下げるとも上げるとも言っていない。どっちの方向にも手がかりを置いていません。
「そりゃ議長がペラペラ次の一手を言うわけないでしょ」と思うかもしれません。でも、これまでのFRBはむしろ逆でした。「次はこうします」と先に言うのが、20年近く当たり前だった組織です。
その方針を捨てたのが今のFRBで、その話は7月のFOMCの回で書きました。今回の講演は、それを言葉づかいのレベルで徹底しているのが数字で確認できた、という位置づけです。📉
ついでに書いておくと、「9月」という単語も0回、「次の会合」も0回でした。目の前に迫っているFOMCについて、本当に何も触れていません。🙅
細かい話を1つだけ。文字列として「cut」を探すと、じつは1回だけ引っかかります。self-executing(自動的には実現しない)という別の単語の中です。単語として数えれば、やはり0回でした。🔍
② 3年分並べたら、僕の読みは2回外れました🔍
ここまで書いて、自分でツッコミを入れました。そもそも議長は、いつも講演で「利下げ」と言うものなのか?
比べる相手がないと、0回がすごいのか普通なのか分かりません。なので、1年前のジャクソンホールで前任のパウエル議長がした講演も、まったく同じやり方で数えました。🧮
結果はこうでした。👇
- 2025年 パウエル議長の講演(本文3,200語)
- cut・cuts・cutting → 0回 / reduce系 → 0回 / ease・easing → 0回
- lower・lowering → 2回。ただし「実効下限(金利をこれ以上下げられない水準)」と「必要な雇用増加のハードルが下がった」の話で、利下げの意味では使われていません
前の議長も、同じように一言も言っていませんでした。この時点で僕は「なんだ、年に一度の講演で次の一手を口にしないのは議長の作法か」と結論づけかけました。空振り1回目です。😅
もう1年さかのぼったら、話がひっくり返りました
ただ、2本だと「2年とも0回だった」しか言えません。作法なのか、たまたま2年続いただけなのかが分からない。傾向と呼ぶには3点いります。📐
なので2024年のジャクソンホール講演(同じくパウエル議長)まで戻って、同じ方法で数えました。本文2,312語です。
そこに、こうありました。👇
「政策を調整すべき時が来た。進む方向は明確であり、利下げ(rate cuts)の時期とペースは今後のデータ次第だ」📢
思いきり言っていました。方向まで明言しています。そして実際、その翌月のFOMCから利下げが始まりました。
つまり「議長は利下げと言わないもの」は、僕の思い込みでした。2年前は言っていた。言わなくなったのは2025年からです。空振り2回目です。😇
3年分を並べると、こうなります。👇
| 金利の方向を示す言葉 | 2024年 パウエル |
2025年 パウエル |
2026年 ウォーシュ |
|---|---|---|---|
| rate cuts(利下げ) | 1回 | 0回 | 0回 |
| その他の利下げ語(lower・reduce・ease系) | 3回 (すべて金利以外) |
2回 (すべて金利以外) |
0回 |
| raise / raising(利上げ) | 1回 (過去の実績の話) |
4回 (うち金利は1回・過去の話) |
0回 |
| 本文の語数 | 2,312語 | 3,200語 | 3,563語 |
2024年は方向を予告し、2025年は予告をやめ、2026年は上げるとも下げるとも取れる単語ごと全部消えた。3点並べて初めて、これが1本の流れとして見えました。📉
そして、まったく別のものが浮かんできました
ここからが、比べてよかったと思った部分です。👇

失業(unemployment)が、12回・10回ときて、今年は1回。雇用(employment)は4回・22回から6回。労働(labor)は27回・18回から9回。
雇用にまつわる3語をまとめると、43回・50回だったものが16回です。😨 個々の語は年ごとに揺れているのに、合計は2年連続で40回台。そこから今年だけ3分の1に落ちています。
しかも今年は3年でいちばん長い講演(3,563語)です。いちばん長い原稿で、雇用の話がいちばん少ない。語数で割ると差はもっと開いて、1,000語あたり18.6回・15.6回に対して、今年は4.5回でした。📏
「言い換えただけでは?」を潰しておきます
ここは自分でもすぐ疑いました。別の単語に言い換えただけなら、減ったことにはなりません。🤔
調べたら、当たっている部分がありました。今年の講演にはjobless rate(失業率)という言い方が1回あります。前の2年は、この言い方を一度も使っていません。たしかに言い換えています。
しかも、たった1回の unemployment が出てきた場所は「Unemployment claims(失業保険の申請件数)」という統計の名前の中です。失業を語るために使った1回ですらありません。
そこで、job・jobs・hiring・layoff・jobless まで全部足して数え直しました。結果は51回・56回に対して25回。半分以下という結論は変わりませんでした。📐
📌 この比較の限界も書いておきます。3本はテーマが違います。2024年は利下げ開始の予告、2025年は枠組み見直しの発表がメインでした。局面も違います。
なので「議長が代わったからこうなった」と言い切れるものではありません。ただ、同じ舞台・同じ形式の講演で、雇用の言葉だけが3分の1になったという事実は残ります。
③ インフレ25回に対して、失業は1回⚖️
では、その中身です。FRBには「物価の安定」と「雇用の最大化」という2つの仕事があります。日本の日銀と違って、雇用まで面倒を見るのがFRBの特徴です。
ところが今回の講演は、重心が見事に片方へ寄っていました。👇
- 物価サイド:インフレ25回+物価24回=合計49回🔥
- 雇用サイド:労働9回+雇用6回+失業1回=合計16回
ざっくり3倍の差です。同じ比を3年分そろえると、1.4倍→1.5倍→3.1倍。2年は横ばいで、今年だけ跳ねています。😨
本人も「雇用についても責任を負っている」とはちゃんと言っています。ただ、そのうえで「今のFRBの主たる関心は物価に置かれるべきだ」とハッキリ書いています。数えた結果は、その宣言と完全に一致していました。
ここは、投資をしている側からすると重要です。雇用が悪くなったら助けてくれる、という前提が薄いということだからです。株が下がったら金利を下げてくれる、という期待とはだいぶ距離があります。⚠️
④ 言わなかったことは、他にもありました🤐
ゼロ回だったものを並べると、この講演の性格がもっとハッキリします。👇
| 探した言葉 | 回数 | ひとこと |
|---|---|---|
| independence(独立性) | 0回 | 政治との距離の話を、まるごと避けています |
| political(政治的) | 0回 | 同上。触れれば必ず見出しになる話題です |
| September(9月) | 0回 | 直後にFOMCがあるのに、一言もなし |
| predict / prediction(予測) | 0回 | 予測という言葉自体を使いません |
| model / models(モデル) | 0回 / 7回 | 単数形は0。使うときは必ず複数形でした |
特に「独立性」ゼロ回は、僕には意外でした。中央銀行のトップが年に一度の檀上で話すとき、わりと定番のテーマだからです。意図的に外しているとしか思えません。🤐
逆に、AIは8回出てきます。今年のシンポジウムのテーマが「金融のイノベーションが決済と政策に与える影響」なので、これ自体は当然です。ただ、金融政策の講演でAIが8回。それだけ無視できない存在になった、ということでもあります。🤖
じゃあ、49回の「物価」で何を言ったのか🔥
言わなかった話ばかりしてきたので、言ったほうも書いておきます。数字はすべて講演の中で本人が挙げたものです。👇
- PCE(物価の指標)は直近12か月で+3.7%📈 目標の2%に対して、まだかなり上です
- 直近6か月では+4.1%⚠️ 期間を短く取るほど、数字が悪くなっています。これが一番効きます
- 失業率は4.1%💼 雇用のほうは崩れていません。だから物価に集中できる、という理屈です
12か月で3.7%、6か月で4.1%。足元のほうが速いということは、インフレが落ち着くどころかまた加速しかけている可能性がある、という話です。😰
そしてもう1つ、僕が「うまい説明だな」と思ったのがこれです。👇

これは「値上がりが、どれだけ広い範囲で起きているか」を見た数字です。物価の指標に入っている品目のうち、3%を超えて値上がりしたものが何割あるか。
コロナ前の20年間は32%でした。それがコロナ後には77%まで跳ね上がって、直近12か月では54%。だいぶ戻ってはいますが、コロナ前と比べればまだ1.7倍近い水準です。📊
「平均で何%上がった」だと、一部の品目が引っ張っているのか、全体が満遍なく上がっているのかが分かりません。広がりを見ると、そこが分かる。この見方は、日本の物価を考えるときにも使えると思いました。🇯🇵
この物価パートも、3年並べると景色が変わります
雇用でやったことを、物価側でもやってみました。言葉の数と、実際の物価の数字を一緒に並べます。👇

物価を指す3語(inflation・price・prices)の合計は、62回→75回→49回。今年が3年で最少です。
ところが、各議長が自分の講演で挙げたPCEの前年比は2.5%→2.6%→3.7%。言葉はいちばん少なく、数字はいちばん悪い年になっています。😰
ここが、僕には一番の発見でした。「物価の話ばかりしている講演」だと思って数え始めたのに、回数だけ見れば前の2年より減っているんです。
減ったのに物価一色に見えるのは、雇用の話がそれ以上に消えたからです。全体の量が減って、比率だけが極端になった。1本だけ数えていたら、たぶん逆に読み違えていました。🧮
もう1つ。さっきの「広がり」の分解は、2024年にも2025年にも出てきません。199品目に分けて数える話も、3%超の割合も、今年だけ持ち出された道具です。🔍
前の2年は「平均が2%に近づいたか」で話が済んでいました。今年は平均が3.7%まで戻ってしまいました。だから平均の内訳を開いて「これは一部の品目のせいじゃない」と示す必要があったのだと思います。
そのうえで議長が言ったのが、この一言です。
「幅広い金融環境が引き締め的だとは、とても言いがたい」
金利を下げる理屈は、ふつう「今の金利が経済を締めつけすぎている」ところから始まります。その入口を、議長は自分から塞ぎました。🚪 利下げがゼロ回なのも、たぶんここと繋がっています。
冒頭のジョークが、いちばん正直だったと思う🗺️
この講演、実は最初のほうがいちばん本音っぽいです。
議長は本題に入る前に、「今日話す内容をざっと紹介します」と切り出します。その直後の一言が、これです。👇
「これは概要とでも呼んでください。登山地図と呼んでもいい。ただ、フォワードガイダンスとだけは呼ばないでください」🗺️
フォワードガイダンスというのは、「次はこうします」と先に予告するやり方のことです。長いあいだFRBの標準装備でしたが、今の議長はこれをやめました。
会場は笑ったんだと思います。でも中身は笑い話じゃなくて、「講演の目次すら約束として受け取るな」という宣言です。実際、そのあと3,563語のあいだ、本当に何も約束していません。😌
本人の言葉を借りると、こうなります。
「私が今日ここでコミットするのは、規律であって、決定ではない」
ついでに、いちばん重い一文も置いておきます。過去のFRBに対する評価としては、なかなか踏み込んだ言い方です。👇
「65か月にわたって高いインフレが続いた責任は、まぎれもなく中央銀行にある。そして、そこにあるべきだ」🔥
65か月というと、5年5か月。さかのぼると2021年の春からです。前任者が議長だった期間に、すっぽり収まります。そこを指して、責任は自分たち中央銀行にあると言い切っています。
ここを読むと、当面インフレ側に構えるのは本気だなと感じます。
これ、僕の口座には何が起きるのか💰
で、ここからが本題です。数えて終わりだと、ただのクイズなので。🙋
僕の口座はレバナス中心で、実際に動いている金額を全部数えた回では、7月末時点で約1,860万円分でした。評価額の2倍近くが値動きにさらされている持ち方です。
その立場から見ると、今回の「利下げゼロ回」は3つの意味を持ちます。👇
- ① 雇用が崩れたら助けが来る、という前提が薄くなった⛽ 株が下がっても、失業が増えないうちは動かないということです。ここが、前の2年との一番の違いでした
- ② 高い金利が続くほど、レバナスは静かに削られる💸 レバレッジは先物で作っていて、そこには借入金利にあたる負担が乗ります。大和の交付目論見書にも「長期に保有する場合、金利負担が累積されます」とハッキリ書いてあります
- ③ 予告がないぶん、上下が荒くなりやすい🌊 サプライズが増えるということなので、レンジで溶ける話と地続きです
②はけっこう地味に効きます。コストを分解した回でも書きましたが、レバナスのコストは信託報酬だけじゃありません。金利が高い時期に持ち続けること自体にお金がかかります。💸
つまり今回の講演、僕にとっては「高い金利がしばらく続きそうだ」というコストの話として読むのが正解でした。株価がどうこうより、そっちのほうが確実に効いてくるからです。
9月15〜16日、FOMCで僕がやること🏛️
この記事が出た3日後に、そのFOMCがあります。今回は参加者の金利見通しが公表される回なので、いつもより情報量が多くなります。📊
ただ、僕がやることは決まっています。何もしません。😌
正確に書くと、こうです。👇
- 積立額は変えない🌱 結果を見てから金額をいじると、それはもう積立じゃなくなります
- 予想もしない🗺️ FRB自身が予告をやめたのに、外野の僕が当てにいくのは筋が通りません
- 数字だけ拾って、記事にする📝 毎月の自分ログとニュースまとめで、結果は淡々と記録します
今回わざわざ数えたのも、当てにいくためじゃありません。「利下げが来る前提」を自分の頭から外しておくためです。期待を持ったまま持ち続けるのと、期待なしで持ち続けるのとでは、下げたときの耐え方がぜんぜん違います。🧭
まとめ:数えると、要約では消えるものが出てくる📝
最後に、この記事の内容をまとめておきます。👇
- ① 講演本文3,563語のうち、利下げを意味する単語は0回🚫 利上げも0回。方向の手がかりが一切ありません
- ② 2025年も0回、2024年は「利下げ」と明言🔍 予告が消えたのは2025年から。2本だけ数えて「議長の作法だ」と書きかけました
- ③ 失業は12回・10回→1回、雇用サイドは43回・50回→16回⚖️ 2年横ばいのあと、今年だけ3分の1。これが比べて出てきたほうの差です
- ④ 独立性・政治・9月・予測も、すべて0回🤐 話題を明確に選んでいます
- ⑤ 物価は12か月+3.7%、6か月+4.1%📈 3年で2.5%→2.6%→3.7%。言葉はいちばん少なく、数字はいちばん悪い年です
- ⑥ 「引き締め的だとは言いがたい」🚪 利下げの理屈が立つ入口を、本人が塞いでいます
要約を読んだときの僕の理解は「まだやることがある、と釘を刺された」でした。間違ってはいません。ただ、数えたあとの理解はもう少し具体的です。
この人は、下げるとも上げるとも言わないと決めている。そして物価だけを見ると宣言して、実際に語数までそうなっている。ここまでは、解釈じゃなくて集計で分かる話です。🧮
そしてもう1つ。数えるより、並べるほうが効きました。1本だけなら「0回だ」で終わり。2本並べたら「議長の作法か」で終わり。3本目でようやく、それが2025年から始まった変化だと分かりました。📐
2回外して、3本目で着地しています。次に何か数えるときは、最初から3点そろえてから数え始めます。2点だと、線は引けても向きが分からないので。🧭
——今回のアイキャッチ、深夜にノートパソコンに向かっている絵にしました。やったことは本当にこれで、英語の原稿を落として数えただけです。🌙 相場を当てる能力はないままですが、数えるだけなら誰でもできます。
この記事の数字の出どころ📚
本文の数字は、以下から取っています。同じ数字は誰でも確認できます。
- 講演全文:FRB「In Our Time」ウォーシュ議長 ジャクソンホール講演(2026年8月28日)(語数・出現回数は、この原文の本文部分を筆者が集計したものです)
- 前任者の講演全文①:FRB「Monetary Policy and the Fed’s Framework Review」パウエル議長 ジャクソンホール講演(2025年8月22日)(本文3,200語。集計方法は上と同じです)
- 前任者の講演全文②:FRB「Review and Outlook」パウエル議長 ジャクソンホール講演(2024年8月23日)(本文2,312語。脚注に加えて巻末の参考文献も除いています)
- 会議の主催・テーマ:カンザスシティ連銀主催の経済政策シンポジウム「Financial Innovation: Implications for Payments and Policy」(ワイオミング州ジャクソンホール/ウォーシュ議長の講演は2026年8月28日)
- FOMCの日程:FRB「FOMC Calendars」
- レバナスの金利負担に関する記述:大和アセットマネジメント「iFreeレバレッジ NASDAQ100」交付目論見書(使用開始日2026年7月14日)および月次レポート
📌 ご注意
本記事は筆者の個人的な体験と考えをまとめたものです。特定の金融商品・サービスを推奨するものではありません。投資の判断はご自身の状況・リスク許容度に応じて、自己責任でお願いいたします🙏(講演の内容は2026年8月28日時点、その他の情報は2026年9月10日時点のものです)


コメント