【民間給与実態統計調査】令和7年分の平均給与は487万円。でも6割は「平均以下」でした

ダイニングテーブルで頬杖をつき、広げた給与明細を見下ろす40代男性のイラスト。テーブルには棒グラフが表示されたタブレットとコーヒーカップ、奥の棚には豚の貯金箱と観葉植物 節約

おはようございます!レバナス父さん(@levanasu_papa)です。

毎年9月、国税庁が「民間給与実態統計調査」という調査結果を出します。日本のサラリーマンの平均給与が分かる、いちばん大きな統計です。

今年も令和7年分が公表されました。平均給与は487万円。前年から9万円上がって、5年連続の増加だそうです。

僕の本業の年収は430〜440万円なので、平均より50万円ほど下です。ただ、この「平均より下」がどのくらい下なのかは、平均給与の額を見ているだけでは分かりません。数えてみました。

結論:平均給与487万円は、下から約6割の位置でした📌

先に3つだけ書きます。👇

  • 令和7年分の平均給与は487万円。5年連続の増加で過去最高です
  • 分布に当てはめると、この487万円は下から約6割の位置。平均を下回る人のほうが多数派です
  • 僕の年収430〜440万円は下から約53%。平均より50万円ほど低いのに、順位はほぼ真ん中でした

「平均以下=下のほう」とは限らない、という話です。

令和7年分の平均給与は487万円でした

国税庁「令和7年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(前年比1.9%増)。5年連続の増加で、過去最高を更新しました。

内訳は男性597万円・女性342万円。雇用形態別では正社員559万円・正社員以外210万円でした。

中身を分けると、平均給料・手当が412万円(前年比2.2%増)、平均賞与が75万円(同0.4%増)。伸びているのはほぼ月々の給料のほうで、ボーナスはほとんど動いていません。

ニュースでは「平均給与487万円、過去最高」という見出しだけが流れます。でも自分の年収と487万円を並べて、それで終わっていいのかという点は、あまり触れられません。

「487万円」が分布のどこかを、ものさしに当てて数えました

この調査には、給与階級別の人数分布(第16表)という表も付いてきます。100万円刻みで、何万人がどの給与帯にいるかが分かる表です。ただ令和7年分のこの表は、まだ公表されていません。出てくるのは例年もう少し先です。

なので今回は、令和6年分の分布表をものさしとして借りて、そこに令和7年分の487万円を当ててみます。1年で分布の形が大きく変わることはないので、位置の目安としては十分です。

このものさしで下から順番に積み上げていくと、400万円以下の人が48.0%、500万円以下の人が63.3%。487万円はこの2つの数字の間に入ります。帯の中で均等に按分すると、487万円は下から約61%の位置!言い換えると、平均給与を下回っている人のほうが、約6割で多数派ということです。😳

給与階級別分布のグラフ。上段は令和6年分の100万円刻みの人数構成比の棒グラフで、300万円超400万円以下が16.1%で最多、400万円超500万円以下が15.3%で次点。下段は0〜900万円のものさし上に、中央値約413万円・筆者の年収430〜440万円・令和7年分の平均給与487万円の位置をプロットしたもの
図:令和6年分の分布をものさしにすると、平均給与487万円は「下から約61%」でした(国税庁「民間給与実態統計調査」令和6年分第16表・令和7年分公表値をもとに作成)

同じやり方で、ちょうど下から50%にあたる金額(中央値)を計算すると約413万円になります。平均の487万円より74万円も低い金額です。

平均が中央値より高く出るのは、給与の分布が右側に長く伸びているからです。1,000万円を超える人が全体の6.2%、そのうち2,500万円超も0.3%います。この上位の少数が、全体の平均を押し上げています。

僕の年収430〜440万円は、ちょうど真ん中でした

僕の本業の年収は430〜440万円(月収31万円+ボーナス)です。同じ按分の計算をすると、下から約53%という数字になりました。

正直、もっと下だと思っていました。平均より50万円も低いので、感覚としては下から3割か4割くらいのつもりでいたからです。

平均給与487万円とは50万円ほどの差があるのに、順位で見るとほぼ真ん中。「平均以下」という言葉の重さが、数字を並べただけでだいぶ変わりました。

ただし、ここで少し怖い話もあります。平均が478万円から487万円へ9万円上がったということは、僕の年収が据え置きなら、順位は自動的に下がるということです。去年の分布で同じ計算をしたときは53〜54%だったので、令和7年分の分布が出れば、僕の位置はもう少し下に押し出されているはずです。

周りが上がっているなかで自分が止まっていると、金額は変わっていないのに順位だけ落ちていく。順位で見ないと、この動きには気づけません!😅

なお、この分布は男女計です。男性だけで見ると400万円超500万円以下が最多(16.9%)なので、男性の中央値は全体よりもう少し高い位置にあるはずです。厳密な男女別の計算は今回はしていません。あくまで全体の中でどのあたりか、という目安として見てください。

令和7年分の分布表が出たら、また数え直します

今回は令和6年分の分布をものさしに使いました。令和7年分の詳しい統計表が公表されたら、本物のものさしで僕の順位をもう一度数え直してみます。

平均のニュースを見た日は、自分の数字を中央値と並べてみる。それだけで、見え方が結構変わります!✨

📌 ご注意

本記事の平均給与487万円などの数値は、国税庁「令和7年分民間給与実態統計調査」の公表値です。一方、給与階級別分布については令和7年分が未公表のため、令和6年分の第16表を用いています。中央値および平均給与・筆者の年収の分布上の位置(パーセンタイル)は、100万円刻みの階級内で人数が均等に分布していると仮定した按分による筆者の推計値であり、公式に公表された数値ではありません。

本記事は筆者の個人的な体験と考えをまとめたものです。特定の金融商品・サービスを推奨するものではありません。投資・節約の判断はご自身の状況・リスク許容度に応じて、自己責任でお願いいたします🙏

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